民家の奥にひっそりとたたずむ工房、いすみ市内の5番目のチーズ工房「手作りチーズの醍醐屋」は2013年の1月にOPENしたばかりです。
工房を営む木下さんは11年前にいすみ市へ移住。東京で公務員勤めをしていましたが、以前から「40代半ばになったら仕事をやめて好きなことをする!」と決めていたそうです。
その通りに仕事を辞めて、好きなものを求めて全国に足を運んだそうです。
なぜチーズ工房を始めようと思ったのですか?という質問に対して、こう答えて下さいました。
もともと色んな事に興味があって、ワイン工房を見て回ったり、木工工房にもしばらく滞在してみたり、有機農業に携わってみたり、自分の好奇心の赴くままに動く時間を過ごしていました。
その中でなぜかふと湧いてきた想いがありました。
「何十年も前に山羊のミルクからつくるチーズを見て、そんな生業もおもしろいなと思ったなぁ」
それが動き出すきっかけでした。
木下さんの心の中で、チーズをつくりたいという想いの火は当時から消える事なく燃え続けていたのですね。 |