|
第3回 外房のアーティスト作品集結!
手作り雑貨の店 「外房長屋」 |
|
|
文章:佐々木千穂 写真:吉野桂司 |
|
|
|
※「外房長屋」は閉店いたしました。 |
|
スタッフオススメのお役立ち情報第3弾!
今回は、国道128号線沿い、大原と三門の中間地点にある「外房長屋」におじゃましました。
ここは、外房に暮らす60名程のアーティストたちの作品をお預かりして販売する、「手作り雑貨のお店」です。 |
|
|
|
|
外房のアーティストたちで作る空間
国道を走っていると、とても気になるこの建物。
黒と銀のトタンで囲まれた建物に「外房長屋」と元気な白文字。パーゴラにつたう緑。そして木馬。窓越しに見える洋服やアクセサリー、ストールに布バック、器、炭製品、木工品、流木…。
「ここって何のお店だろう?」と思った方も多いのではないでしょうか?
「こんにちは!」と元気な声でお出迎えしてくれるのは、店長の金子誠二さん。
元々は、マーケティング・リサーチャーとして東京の市場調査会社に勤務されていたそうなのですが、「子育ては広い環境で」と、家族4人で7年前(2003年)にいすみ市岬町に移住されました。
地域活性を応援できたら!と、移住前に「有限会社外房fan」を立ち上げ、農産物直売所であったこの場所を借りて、「外房長屋」を運営しています。
ですから、「手作り雑貨のお店」といっても、不動産情報が貼ってあったり、農産物直売所「ごじゃ箱」の野菜を受け取ることができたりと、外房ライフを応援する「なんでもござれ」な空間なのです。 |
|
店内に入ってすぐsasaが気になったのは、こちらのボールで、1つ250円(野の花工房)。
はて?かわいいけどこれは何だろう?と聞いてみると、この草木染め羊毛ボールは赤ちゃんのにぎにぎなどとして作られたんだって。へぇ〜確かに天然成分で飲み込んだりしないサイズになっていて「なるほど〜。」と思えます。
でも金子さんが言うには、「何に使うかは買った人が決めればいいんですよ」と。高齢の方へ握る感覚の強弱のトレーニングに買っていかれる方もいれば、見ているだけで癒されると置物にする人もいる。この世に1つしかない作品に、説明書などあるわけもなく、どう使うかは買う側の想像力次第なんですね。
自分好みの雑貨を見つける時間って本当にワクワクします。
そんな感じで、金子さんとおしゃべりしながら店内をうろうろ。手に取ってみたり、体に合わせて鏡を覗いてみたり。
すてきだな〜、と思った雑貨を一部ご紹介しますね。 |
|
「外房」という場所のせいか、海が好きな方が移住してきて、素敵なハワイアン雑貨や貝や流木を使った小物などを作っている方が多いようです。
「naturaloha」さんのシュシュ(髪留め)やフラうさぎのキーホルダー。
女の子なら思わず「かわいい〜」と叫んでしまいそう。
作家さんは大好きなハワイの自然を想いながら、ハワイアン雑貨を自宅兼工房で制作しているそうです(http://naturaloha.blog50.fc2.com/)。 |
|
「Mahina-nani」さんの水精油のオリジナルブランドとアクセサリー。
こちらの「水精油」は精油と芳香水を合わせたもので、エッセンシャルオイルよりも穏やかな香りなんですよ(http://www.mahina-nani.jp/)。 |
|
千葉の自然素材を使った木工品も多数あります。
大胆かつ繊細な作品を手掛けるアーティストが外房にはたくさんいるんですね!木独自の香りとあたたかみがありますよ〜。
こちらは「侘助工房」の道具箱です。大小のサイズがあり何かと重宝しそうですね〜。米びつにもいいかも。
|
|
こちらは「SHOJI」さんの木馬。
「1歳のお誕生日のプレゼントに贈られることが多いんですよ」と、金子さんが教えてくれました。
|
|
無垢板も多数あります。これがまた、お安い!!
何に使おうかと思わず悩んでしまいます。
かなり大きな板もありますよ。
ご自身がアーティストで、材料を探している方もどーぞ。
|
|
外房長屋には、お菓子もあります。
こちらは「古民家カフェおちちや」さんの動物性を使わない体にやさしいマクロビオティックスイーツ。1袋260円なので、お土産にすると喜ばれます(http://www.ochichiya.com/)。 |
|
そして、こちらが「農遊舎」さんの天然エキス100%のハーブウォーター。
使われるバラの花は、庭で朝摘みした無農薬のものを蒸留しているそうです。
この「農遊舎」の商品は安全でまちがいなし!とエコなママ友に聞いたことがあります。
ハーブによって効果は違いますが、化粧水、湿布、浴用剤ヘアケアなどなど…に使えます。もちろん香りを楽しんでくださいね〜。 |
|
思わず手に取って重さや感触を確かめたくなる「生活のがらす」のガラス細工。
「宙吹きガラス」っていうみたいです。
この透明感と存在感は、見ているだけで癒されますよね(http://www.fukigarasu.com/index.html)。 |
|
ご夫婦で出品されている、いすみ市在住の「nakamura」さん。
こちらは奥さまの布雑貨です。
一針一針、本当に丁寧に作られてます。
かわいいだけでなく、丈夫なバックや巾着なんですよ。 |
|
袖振り合うも多生の縁
こちらのお店をぐるぐる見て楽しみながら、店長の金子さんとお話してわかったことは…。
「ここは物を売っているだけではない!」ってこと。
外房ライフを楽しんでいるアーティストさんの生活や思いが作品から溢れているのを感じる空間であり、情報交換の場でもあるのです。
金子さんは、この長屋からどのような商品が生まれ、飛び立っていくのか、そして、どのような出会いが待っているのかを楽しみにしているそうです。
情報ツウの金子さんとおしゃべりしたいがために、立ち寄る方も多いようです。
金子さんは、「並んでいる作品を選ぶのは買う人なので、置いてある作品を見定めるってことは一切しないんですよ!」とのこと。
作品を委託販売したい方は、いつでもお待ちしていますとのことでした。
とにかく、木工、陶芸、ガラス細工、絵画、洋服などなど、どれも手間暇かけたものばかりが並んでいるアート空間「外房長屋」。
お土産や自分へのご褒美にも、お気に入りの一点が見つかることでしょう。ぜひ寄ってみてくださいね。
外房長屋 (http://www.sotobo-fan.jp/nagaya/index.htm)
いすみ市日在646-1
TEL 0470-63-2200
営業時間 10:00〜18:00
定休日 日曜日 |
|