「けっこう、怖い!!」…「大別れ」での神輿かつぎ
さぁ、いよいよ「大別れ」。「大原はだか祭り」のメインイベントのひとつです。
薄暗くなってきた頃、神輿が大原小学校校庭へぞくぞくと参集してきます。そして、校庭の中を、集まった神輿たちがぐるぐる、ぐるぐると大きく走り回る。ろうそくを灯したちょうちんや高張が乱舞する姿は、幻想的な雰囲気。
… と、外野から見ているとそんな感じですが、実際に担ぎ手としては、神輿のそばで走るのは実はとても危険を伴うので、のんびりと構えてはいられません。
担ぎ手初体験のゆりえちゃん、大別れはけがもなく無事に終えましたが、感想は「けっこう怖い。」
大の大人が走りながら大声を上げる。走っている後ろからすごい勢いで神輿が追いかけてくる。笑顔を見せながらも、「もまれましたー!」とびっくり顔で帰ってきました。
外野から見ると美しい「大別れ」。参加すると違った視点からの大別れが楽しめます。 |
|
キャプション:暗くなってくると提灯にはろうそくの明かり。暗闇に自然の光が柔らかい。 |
その後はしばしの休憩。知り合いの氏子宅でじっくり体を休めました。
担ぎ手は、担いでいる間や渡御の間は体力勝負。休める時に十分休んで、次に備えましょう。くれぐれも、無理はしないでくださいね。 (とはいうものの、飲んでしまうと勢いがついてしまう大原人。祭りでエネルギー爆発です。)
この後、東海の神社を見送り、ゆりえちゃんはここで祭り終了。
祭り初体験、今年は1日目のみの参加となりましたが楽しかった様子です。
ゆりえちゃんからは 「次の日筋肉痛になって相当疲れたけど、それ以上の充実感、達成感、興奮が得られました!何より大原が、いすみ市が大好きになりました。はだか祭り最高!来年は汐ふみにも挑戦したいです。」とのコメント。
地元の方々が集い、1年に1度エネルギーをぶつけ楽しむ「はだか祭り」。
参加すると、地元っ子の心意気に触れる場面に出会うことがあります。
普段なかなか腹を割って話す機会のない毎日。引っ越してきた人たちにとっては、地元の人たちはどんな心持ちで祭りを大事にしてきたか・どんなふうに祭りが盛り上げられているかを知る良い機会です。
まぁ、そんなに難しいことを言わずとも参加してしまえば担ぎ手のうちの一人。地元っ子を体感できるチャンスです。歩いて、担いで、走って、食べて飲んで、また歩く。へとへとになるけど、時が過ぎるとまた参加してみようかという気になる不思議な祭りです。
去年参加、今年顔出ししたよしみで、移住者の担ぎ手仲間や友人もちらほらいることがわかりました。 こうやってだんだん、地元に馴染んでいくんですね〜。
この記事を読んだ方々。
いすみはもちろん、地域の行事に参加してみるチャレンジはいかがでしょうか?
|