ライフワークとしての旅写真
旅には、マクラメ道具のほかカメラも欠かさないそう。
「一番最近作ったフォトブックがこの『コロンビア人』っていうタイトル。
こっちは外房の風景を白黒で撮った『外房モノクローム』です」。
関田さんが取り出したフォトブックは、彼自身が撮りためてきた写真を一つの本としてまとめたものたちです。広がりある風景写真、人々の味ある顔、どれも関田さんの個性の出た、素敵なものばかり。
「ただ、旅写真を仕事にしたいと思ってはいません。マクラメは仕事として、旅写真は自分のライフワークのひとつとして続けていきたいと思ってます。もともと写真は大好きな旅先の空気感を忘れないための記録用として撮りはじめたもの。だから、最初は一眼レフじゃなくて小さなデジカメだったんですよ」。
※フォトブック「コロンビア人」より
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※ペルーのイカ郊外。
関田さんはこの近くの街で天然石採掘・研磨を経験。
※ペルーの山間の村で。
女性たちが草木染をしているところ。 |
※ペルー北部、木工家具工房にて。 |
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※ボリビアのラグーナ・コロラダ |
フォトブックも販売用ではなく、友達たちに旅した国を紹介したいと思って作ったもの。
根本に「写真は自由に撮りたい」という気持ちがあるからだそうです。
「
自分の好きなものだけを好きなだけ撮りたい。旅の写真を撮る事は好きだけど、それを仕事にすると軸が変わっちゃう気がするんです」。
『好きなものを撮っている楽しさ』が伝わるからなのか、関田さんの撮る写真はどれも人を惹きつけるものがあります。 |